はじめに
篠ノ井線にある姨捨駅。”おばすて”と読む、へんてこな駅名ですが古文書にも登場する由緒正しき地名を名に負う駅です。
鉄道ファンにとってこの駅は大変有名。その理由が、
①姨捨駅付近にはスイッチバックがあり電車の折り返し運転が楽しめる
②善光寺平の夜景が絶景
ということです。姨捨駅は標高550メートルに位置していて、眼下には長野市を擁する善光寺平や千曲川が一望できるということです。
鉄道ファンの私がおすすめなのは姨捨駅に夜に行くことです。静かな雰囲気の中、様々な情景を楽しめるというわけです。ということで今回は深夜の姨捨駅を楽しむ方法をお伝えします。
真冬の姨捨に下車
これが駅のホームです。いきなり列車の奥に夜景が見えます。車両と雪が積もるホーム、その奥に夜景という大変ぜいたくな景色を独占できます。
駅舎です。駅の周りには特に何もありません。だからこそ姨捨駅は情緒あふれる駅なのです。
みどころその1
列車が駅に到着したら私はすぐに駅舎を出て左に100メートル進むことをお勧めします。そうするとさっき乗ってきた列車がスイッチバックをしていく姿を確認できます。
それがこの写真です。
スイッチバックをするための分岐点がよくわかります。
さらに進むと2つの踏切があり、一つ目の踏切は、複線の姨捨駅に続く線路で二つ目の踏切は長野駅方面に下る線路です。
↑左側の線路が長野方面から登ってきた線路、その上にある線路が駅に続く線路です。
ここで列車の撮影もおすすめです。
こんな感じ。
さらにこの踏切の道を下ると、駅から少し離れたところにつき人明かりが少ないので、星空がよく見えます。
ただ道が暗く凍結する場合があって危険です。
これが夜道です。
姨捨駅にはちかくに田毎の月、棚田などの絶景がありますが、夜に向かうのは危険だと思います。したがって駅付近に戻ることにします。
みどころその2
次のみどころは線路越しの夜景です。
これは駅と件の踏切の間にある道から撮影したものです。ここで列車を待つのも趣があると思います。
雪が積もっているのがよく確認できますね。長野市や松本市内は全く雪の気配がないので驚きですね。
みどころその3
最後にホームからの夜景です。
姨捨駅のホームに小さな展望台がついていてそこから夜景がくっきりと確認できます。
例えばこんな感じ。
自分が晴れ舞台にいるかのような高揚感と寒さが同時に襲い、何も考えられなくなります。
注目してほしいのがこの展望台の真下に線路が走っていることです。
ピンボケしていますがこんな感じで眼下に列車が通るのを確認できます。
貨物列車も篠ノ井線を通るのでおもしろいですよね。後ろに見える夜景といいバランスを保っています。
これはホームに留まる列車です。
番外編
姨捨といえば棚田ですがその棚田も先ほどの展望台から確認できます。
それが下の写真の
青色のところ。ライトアップされているのです。もし深夜に棚田まで歩く勇気がある方はぜひここまで歩いてみてください。
どんな感じに見えるかは不思議ですね。確かめてきてください。
まとめ
姨捨駅は高台にあり、かつ夜景も楽しめるという日本国内でもかなり珍しい駅になると思います。
夜に訪れるのは難易度が高いかもしれませんが、新幹線が止まる長野駅から乗り換えなしでおよそ25分で到着できる好立地にあるのでぜひ足を運んでみてください。