はじめに
手数料がどうしても発生してしまう外貨両替。そんな中、手数料0を謳う両替所が東京にあり、その名も外貨両替ドルレンジャー。
民放の戦隊ヒーローのような独特な名前でおもしろい気もしますが、インターネットを見てみると、確かに「手数料ゼロ」であるという情報が出てきます。
しかしその一方で、口コミの評価がかなり低いこともわかります。
なぜ口コミが低いのか、肝心の手数料が無料とは本当なのか、そして原理、からくりについて解説していきます。
外貨両替ドルレンジャーの手数料は?
いきなり本題ですが、手数料について実際に足を運んで調べてみました。
結論から言うと、日本円から外貨は無料です。
これは2023年11月16日午後2時ごろのレートです。実際の取引価格とほぼ一致していました。またレートは頻繁に最新の状況に更新されているようです。
手数料無料というのは本当です。
一方で、外貨から日本円は手数料が発生していることは、上の写真からわかりますね。
ドルレンジャーは宣伝のために外貨を買う方の手数料を0にして、日本円に戻す方の手数料は発生されている模様。外貨から日本円のほうで利益を上げているというからくりですね。
ということは、ドルレンジャーは常に外貨が不足している状態といえます。多くの人は手数料が無料であることを狙って外貨を買いに来店するからですね。
円安、円高関係なく、常にあらゆる外貨が不足しているようです。
ドルレンジャーの口コミが低い理由は?
ここでドルレンジャーの口コミをご覧になった方は、ドルレンジャーの口コミが平均評価2.6程度と低いことに疑問を感じると思います。
手数料がないのになぜ口コミは低くなるのでしょうか。その要因を考察します。
理由①
まず、理由の一つとして挙げられるのは
取引できる最低価格が高い
ということです。どういうことか解説します。
ドルレンジャーは金額が安い外貨の両替を取り扱っていません。
たとえば、ドルは100ドル以上ではないと外貨に交換してもらえません。(ドルを売る方は問題ありません)
下の写真が最低の取引価格です。おおよそ1万円以上が相場ですね。
ユーロも同様。したがって、日本円にして約1.5万以上でないと両替できないということです。10ドル買い足したい、10ユーロだけほしいというような場合では交換してもらえません。
これは現地に行かないと知りえないことなので口コミが悪くなってしまうのも無理はありません。
理由②
次にサービスが悪いということです。
これはコストを抑えるために店員を最低限しか配置していない点、無料で封筒をもらえるとは限らない点が挙げられます。
通常、多くの両替所ではお金をしまう封筒を渡されますが、ドルレンジャーはそうではありません。
店員も通常は二人しかおらず、常にせかせかしている状態です。言葉遣いが悪くなる、もたもたしているとあしらわれるのは茶飯事です。
理由③
最後に売り切れになっている外貨が多いという点です。
先述の通り、外貨から円の方は手数料が発生してしまうので、ドルレンジャーは
常に外貨不足です。
例えば銀座のドルレンジャーは、台湾ドルとタイバーツが売り切れになっていました。
以上の理由から、クレームや満足度が下がってしまうのではないかと考えました。
しかし、手数料が安いのは魅力的でありますし、以上の理由1~3を事前に知っておけば問題ないことも多いと思います。
まとめ
ドルレンジャーは手数料無料を謳っているのでトラブルはつきものですが、やはり魅力的な分も多いので、ぜひ参考にしてみてください。