はじめに
ドイツ南部最大の都市と言えばミュンヘンだと思いますが、ミュンヘン近郊には風情があふれる街がたくさんあります。特に、観光客が少ないような街を気ままに散歩してみたいという人におすすめなのが、リンダウという町です。
ドイツの南部なのに港町?と驚かれた方もいらっしゃると思いますが、
こんな感じで小さな湖の港に面している、それがリンダウの魅力です。
航空写真を見ても、
このボーデン湖という湖に面しています。近くには、リヒテンシュタイン、スイス、オーストリアとの国境付近に位置しています。
さらに拡大すると、
こんな感じに湖に突き出ている街が存在するのが分かります。
みるからに面白そうな町だとわかりますね。
実際にリンダウに行ってみると、ロマンチック街道を彷彿とさせるような、カラフルな建物が広がっており、とても美しい島の町でした。
今回はリンダウのアクセスから観光までまとめていきたいと思います。
①アクセス
ミュンヘンもしくは、チューリッヒからのアクセスが分かりやすいです。
リンダウに行くには、「Lindau-Reutin」駅という主要駅に行くか、「Lindau-Insel」というリンダウ島駅の二つがあります。
主要駅からの直通列車が発着するのが、「Lindau-Reutin」駅なので、そこをまずは目指すことになります。
(「Lindau-Reutin」駅)
ミュンヘンからだと直通列車がいくつも出ており、チューリッヒ行きの列車に乗るのが一番のおすすめです。
そうするとほぼ快速運転でリンダウまで向かうことができます。筆者はこのルートで、ミュンヘンからチューリッヒに向かう途中で、リンダウに寄りました。
ミュンヘン中央駅からおよそ1.5~2時間でリンダウに到着します。リンダウの島に行くには、「Lindau-Reutin」駅で「Lindau-Insel」駅行の列車に乗り換えです。近郊の列車が30分間隔で発着する感じなのであまり使い勝手がよくありません。
ですので、「Lindau-Reutin」駅から島まで歩くのがおすすめです。
②「Lindau-Reutin」駅から島へ
駅から島までは、徒歩10~15分ほど。駅を出たら左に進んでいき、途中で線路をくぐる道が現れます。
途中の道で島の観光マップが出てきました。
そして実際に橋に差し掛かると、
まさに海みたいな絶景が広がります。
③いざリンダウ島へ
リンダウ島に入ると左手に大型のカジノが見えてきます。穏やかな街なのに意外すぎます。
こんな感じでメインストリートに差し掛かります。
まさにドイツらしい情緒豊かな街並みに大興奮。実はお土産屋がたくさん立ち並んでおり、ドイツらしい雑貨やおもちゃや伝統工芸品が安価で購入できます。
私は木彫りのうさぎのミニチュアや、リンダウの街並みを再現したマグネットを購入。どちらも2~5€でお手頃です。
派手な建物がありますが、これは市庁舎らしい。
壁画が美しく、下手に観光地化していないのが素晴らしいと言えます。
いよいよ島の端へ。
ここで見えるのが灯台です。
リンダウの灯台は「新灯台」といい、実際に中に入れるらしいです。(およそ700円でちょっと高いかも)
晴れていればアルプスの山々を見られるらしいのでお勧めです。
まとめ
リンダウは静かな港町でゆったりと散歩を楽しめる街です。
一日かけるというよりかは、2~3時間くらいをかけて散歩をしてドイツらしさやアルプスらしさを楽しんでほしいと思います。
とくに筆者が魅力に感じたのが、下手に観光地化されていないという点です。南ドイツらしい、豊かな自然と人情を楽しめる街なので、ぜひ。