かもたん@東工大旅行研究所

東工大一年です。旅行オタクと呼ばれるほど旅行をします。国内、海外、私が訪問した各地をレポートしていきます!

台湾版【秘境駅】三貂嶺「さんちょうれい」駅を訪問してみた

 

秘境駅「三貂嶺」「さんちょうれい」

秘境駅といえば飯田線とか宗谷線とかいろいろ日本の鉄道ファンなら思いつくでしょうが、台湾にも個性的な秘境駅があります。筆者は2023年に台湾に鉄道旅行をし、その際訪れた秘境駅三貂嶺」を紹介します。

 

台北から約一時間

三貂嶺駅は台北から約一時間で到達でき、列車の本数も毎時2本程度あるので比較的到達難易度は低いです。

各停しか止まりませんが。

九份の最寄り駅「瑞芳」駅の2つとなりです。

有名ローカル線平渓線が本線から分岐するのが実はここ、三貂嶺駅。分岐駅なのですが実際は秘境駅です。。。

 

いざ駅訪問

駅舎

秘境駅なのですが実際は駅員さんがいます。

私は朝の6時ごろ行きましたが、始発から駅員がいるようです。おそらくホームが狭く乗降が大変危険だからですね。
実際、上り線ホームから改札に行くには、線路を渡らなければなりません

特急が猛スピードで通過し大変危険ですので駅員の指示を仰いで移動することになります。

こんな風に通常時は改札口が閉ざされ列車の到着直前直後に改札が開き、ホームにたどり着けるような仕組みになっています。

 

では改札外へ

廃墟の道

改札の外は一本道しかありません。

しかも廃墟

しかしアスファルトで舗装されていて歩きやすい道が続きます。

しばらく進むと線路をくぐる地下道みたいなものがありさらに奥まで進むと本線の橋梁を間近で見られるポイントにつきます。

 

秘境駅撮り鉄

駅近くの橋梁

まさに撮り鉄スポットかな。

本線の特急や平渓線の気動車も撮影できます。

一本道なので行きやすいかと思います。

ちなみに、対岸にも遊歩道があるようですが駅からだと行けません。

周囲には「歩行禁止」みたいな警告文が散見され、「本当にこの一本道を歩いていいの??」みたいに心配になりましたが地元の人も平気でこの道を利用していました。

すこし不可解ですが、たぶんその警告文はこの道のことを指しているのではないようなので大丈夫でしょう。

 

まとめ

秘境駅ですが、散策スポットもあるせいか案外と現地の利用者も多い気がしましたが、外国人は皆無でした。素晴らしいスポットなのでもっと知られてほしいですね。

雰囲気は渓谷にある、都心から近い、利用客が多い、廃墟があるという点を考慮して、愛知県の定光寺駅のような感じでしょうか。

鉄道ファンや自然が好きな人はぜひ足を運んでみてください。

【2023夏最新版】台湾の特急列車 乗り方 乗車券・指定席券 まとめ

 

 

台湾の特急は4種類

台湾の特急列車は「自強」「新自強(自強3000型)」「普悠馬(プユマ)」「太魯閣(タロコ)」の4種類があります。

日本の特急は行き先別で列車の愛称が決まりますが、台湾では車両の種類ごとに愛称が決まるので台湾ほぼ全土で4種類の特急に出くわすことになります。

  1. 台湾の特急は日本でいう「指定席」のみの運行で、例外的に空いている席に座れる「無座」や「立ち席特急券」が発行されます。

乗り方や座席の制度はそれぞれ異なっているので注意が必要です。

ということでそれぞれの特急の制度についてまとめます。

 

「自強」

特急「自強」

南アフリカ製のオンボロ機関車にけん引されている「自強」。

【乗り方】

「自強」は最下位の特急。全席指定で基本的には券売機で指定席付きの乗車券を購入して乗車します。(指定席券が特急券も兼ねているイメージ)

【無座】

しかし、座席指定をしなくてもそのまま乗車でき、それを「無座」といいます。無座は空いている座席に勝手に座ってよく、指定席券を持っている人が現れたら交代します。

無座の場合、ICカードでの乗車も可能なので普通列車と同じ料金で特急に乗れます。

 

「新自強」「普悠馬」「太魯閣」

特急「新自強」

通称自強3000型。最新型の車両。どこかスペーシアXに似ている。

特急「普悠馬」

側面はひかりレールスターに似ている。

特急「太魯閣」

東武鉄道りょうもうとコラボしたことがある。

 

【乗り方】

3種類の特急は制度的には全く同じです。

全席指定で基本的には券売機で指定席付きの乗車券を購入して乗車します。(指定席券が特急券も兼ねているイメージ)

注意してほしいのは、無座の制度がないこと。

必ず、券売機で指定席券を購入しなければなりません。

ICカードのみでの乗車は当然できません。

つまり、座席が満杯になったら「そもそも乗車不可能」ということ。

とくに台北花蓮は指定席券をとりにくく、旅行の際は注意。「どの特急も乗れない」という事態になりかねません。

 

立席特急券

ここで例外的に立席特急券が発行されます。列車の運行日当日、窓口に限っての発券です。一列車に限って120枚発行されます。

しかし当日しか発券されないこと、制限があることから、立ち席をあてにして旅行することはお勧めできません。

 

まとめ

まとめ

つまり何の準備なしで乗車できるのは自強のみですね。

台湾には特急も乗り放題のフリーパスがあると思いますが、それらでも座席指定を受ける必要があります。

その場合、無料で何回でも指定券・立ち席券を発行してもらえます。

それではみなさんの素敵な台湾周遊を願っています。